自分を掘り下げたい、という自然な欲求

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テニスのおおさかなおみ選手がコーチを解任したことが大きな話題となりました。
大きな大会で優勝した直後というタイミング。
なぜ?という世論が”大きな声”として渦巻いていましたね。
※人名は検索避けのためすべてひらがな表記にしています

この世はすべて「諸行無常」です。
ずっと同じ、というのはエネルギーの法則に照らし合わせるとアンナチュラルだし、現実に”ひずみ”をきたします。
だから、なおみちゃんが「ずっと同じ」を良しとせず、勇敢にも変化を起こしたその勇気に、最大の拍手を送りたいと感じました。

大きな成績を残せたコンビをなぜ解消したのか。
それは、もうさーしゃコーチの指導では満足できなかったから、と感じました。
「なおみは大丈夫だ」「君ならできる」とコーチングされるだけでは
彼女は満足できなくなっていたのではないか、と

なおみちゃんは、感情的になってしまう自分の精神年齢を「3歳児」と表現していました(優勝したときは5歳になっていましたが)。

なぜ自分はこんななんだろう。
なんの根拠もなく「君は大丈夫だ」と言われ奮起することを要求されることに
疲れてしまったのではないでしょうか。

なぜ自分は感情的になってしまうのか、という根源の問いに、コーチは答えをくれなかった。
自分がビッグネームになっていけばいくほど無視できない不安となって
彼女の中に増幅してしまっている状況なのではないかな、と想像しています。

クライアントの気持ちを奮起させ、目的達成の戦略は自分で考えさせる
これがコーチングの定義だと理解していますが、その意味でさーしゃコーチは正しかった。
だけど、なおみちゃんの中に増幅している不安の解消には至らなかった。
ただそれだけのことだと思います。

もっと、「自分」について掘り下げたいのではないかと拝察しています。
そんななおみちゃんの思いを汲み取れる適任な人が現れますように。こころから祈っています。

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